01 研究概要
生命、生物が行う全ての行動の共通の基盤とは何なのか?われわれ人間を含めた生物の行動とは、つまるところ生きるための欲求、すなわち生存欲求を満たすために行われると考えています。私達の研究室では、この生存欲求を制御する神経基盤の理解を目指しています。
現在のところ、生存欲求の中でもほぼすべての生物に共通して認められる欲求である「性欲」「睡眠欲」に焦点を当てて研究を行っています。
まずは性欲。性行動(セックス)の生物学的な目的は、おそらく、次の世代に自らの遺伝子を残すことです。性欲はオーガズムに達することによって満たされると考えられます。それでは、性欲の実体とは?オーガズムの実体とは?私達の研究室では、オーガズムがどのようにして起こるのか、そしてオーガズムとは脳内でどのように表現されているのかを明らかにしようと試みています。
次に睡眠欲。セックスのあとは眠くなる。経験したこと、もしくは聞いたことがあるのではないでしょうか?これは疲労によるものなのか、それとも全く別の原因なのか。私達は、性欲が満たされることが睡眠欲を高めるのではないかと考えています。そこで、前述のオーガズムの神経基盤の研究を通じて、性欲と睡眠欲の関係を神経回路レベルで明らかにしたいと考えています。
| 研究室サイト |
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02 主な論文
Rodriguez E, Sakurai K, Xu J, Chen Y, Toda K, Zhao S, Han BX, Ryu D, Yin H, Liedtke W, Wang F. “A craniofacial-specific monosynaptic circuit enables heightened affective pain” Nature Neuroscience. 2017, 20(12), 1734-1743.
Sakurai K, Zhao S, Takatoh J, Rodriguez E, Lu J, Leavitt A, Fu M, Han BX, Wang F. “Capturing and manipulating activated neuronal ensembles with CANE delineates a hypothalamic social-fear circuit” Neuron. 2016, 92(4), 739-753.
Sakurai K, Akiyama M, Cai B, Scott A, Han BX, Takatoh J, Sigrist M, Arber S, Wang F. “The organization of submodality-specific touch afferent inputs in the vibrissa column” Cell Reports. 2013, 5(1), 87-98.
03 経歴・受賞歴
経歴
| 2008年3月 | 東北大学大学院医学研究科 修了(Ph. D in Medical Science) |
|---|---|
| 2008年4月-2008年10月 | 東北大学大学院医学系研究科 博士研究員 |
| 2008年11月-2013年10月 | デューク大学メディカルセンター 博士研究員 |
| 2013年11月-2017年6月 | デューク大学メディカルセンター 上級研究員 |
| 2017年7月-現在 | 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 助教 |
受賞歴
| 2008年 | 東北医学会奨学賞 |
|---|---|
| 2013年 | Duke University, Department of Neurobiology, Graduate Program Retreat, Best poster presentation award |
なぜ研究を志したのですか?
海外で生活してみたかったから。なんとなくかっこいいと思ったから(今は思っていません)。
PIとしての仕事をする上で心がけていることは?
面白いことをしたい。
最近ハマっているものは?(趣味も含めて)
特にないです。




























