2026.08.03

高橋久理 研究員(阿部研究室)が「日本睡眠学会第50回定期学術集会」にてベストプレゼンテーション賞を受賞しました

2026年7月23日(木)・24日(金)に千葉・幕張メッセにて開催された「日本睡眠学会第50回定期学術集会」において、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)阿部研究室の高橋久理 研究員の口頭発表が、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。

発表タイトル:「自動覚醒装置を用いた日中の短時間仮眠がeスポーツパフォーマンスに与える影響」

睡眠段階N2に到達した9分後に覚醒させると、最短の仮眠時間で認知パフォーマンスが最も向上することが知られています。しかし、特定の睡眠段階を検出するには睡眠脳波の測定が必要であり、さらに検査者がリアルタイムで睡眠段階を判定して手動で覚醒させなければならないため、研究室外での実施が困難でした。この課題の解決策として、阿部研究室ではイヤホン型血流量センサーを用いてN2到達後9分で覚醒を促す装置を開発しています。

本研究では、ハイパフォーマンスが求められるeスポーツに注目しました。eスポーツ選手においては睡眠相後退や睡眠の質の低下が報告されており、睡眠不足への対処法として日常的にカフェインを摂取していることが知られています。しかしカフェイン摂取には、夜間の睡眠の質低下やカフェイン耐性形成など、睡眠や身体へのリスクが伴います。

そこで、カフェインに代わるパフォーマンス向上方法の検証として、自動覚醒装置を用いた日中の短時間仮眠の効果を検証。その結果、本装置によって最適なタイミングで覚醒する日中の短時間仮眠が、eスポーツパフォーマンスの向上につながることが示されました。本研究は、この自動覚醒による短時間仮眠を、eスポーツを含むパフォーマンス向上への新たなアプローチとして提案するものです。



日本睡眠学会
第50回定期学術集会

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