2019.04.26

IIISヒト睡眠研究施設(Human Sleep Lab)が新設されました

ヒトを対象とした睡眠生理学研究を行う「ヒト睡眠研究施設(Human Sleep Lab)」が、筑波大学高細精医療イノベーション棟(COI棟)内に新設されました。

Human Sleep Labは温度・湿度・照度を一定に保つことのできる4床の睡眠実験室を備え、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)を4床同時に実施できます。実験室備え付けのベッドはリクライニング機能付きで、幅広い実験プロトコルへの対応が可能です。さらに、世界最高水準の時間分解能をもつエネルギー代謝測定用の密閉室「ヒューマンカロリーメーター」も睡眠医科学研究棟から移設し、IIISのHuman Sleep Labは国内でも有数の設備を誇るヒト睡眠研究施設となりました。

2019年4月15日(月)にはHuman Sleep Labの開所記念式典を執り行いました。第一部のWPI-IIISセミナーではCase Western Reserve UniversityのKingmann Strohl先生、Imperial College LondonのMarry Morrell先生、早稲田大学の柴田 重信先生をお招きして、参加者の皆様とともに睡眠時無呼吸症候群の治療や時間栄養学の最新研究について議論しました。また、第二部ではIIISの佐藤 誠教授、徳山 薫平教授、神林 崇教授、阿部 高志准教授によるHuman Sleep Labの紹介ののち、COI棟へ場所を移して施設見学アーと懇親会を開催しました。第一部・第二部を通して100名超の方にお越しいただき、大変な盛会となりました。お忙しい中ご出席くださいました全ての皆様に心よりお礼申し上げます。

Human Sleep Labから生まれる新しい研究成果にどうぞご期待ください!

開所記念式典 WPI-IIISセミナーの様子

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