2018.07.18
睡眠と覚醒を制御する神経回路を解明 ~視床下部睡眠中枢と覚醒中枢の神経接続の解明~
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)の齊藤夕貴、櫻井武教授、金沢大学大学院医薬保健学総合研究科の前島隆司助教、および群馬大学大学院医学系研究科の柳川右千夫教授らの研究グループは、マウスの脳内において覚醒と睡眠を切り替えるスイッチの役割をする神経回路を明らかにしました。
睡眠の制御において重要な働きをしている視索前野のGABA作動性ニューロンと、覚醒をつかさどるオレキシン、ヒスタミン、ノルアドレナリン、セロトニンの関係性を明らかにし、視床下部と脳幹が関わる神経回路が睡眠覚醒制御をしていることが示唆された点で本研究成果は画期的です。
本研究成果はThe Journal of Neuroscience誌にて2018年7月11日に公開されました。
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