研究概要

睡眠覚醒の謎を解き明かし、睡眠にまつわる社会問題を解決していくための

[ IIIS 3つのミッション ]

  • 1. 睡眠の機能と睡眠覚醒制御メカニズムの解明
  • 2. 睡眠障害と、それらに関連する病態の解明
  • 3. 睡眠障害の予防法・診断法・治療法の開発

IIISは、「睡眠覚醒制御機構の解明」「睡眠障害と、それらに関連する疾患の病態の解明」および 「睡眠障害治療法の開発」を3つのミッションとして掲げ、研究活動を行なっています。これらのミッションを達成するため、「神経科学」、「実験医学」、「創薬科学」という既存の研究領域を融合し、いわば睡眠の総合的なライフサイエンスである「睡眠医科学」という新領域を確立しました。

ムーンショット研究開発プロジェクト

 2021年、国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)の機構長・柳沢正史がプロジェクトマネージャー(PM)を務める研究プロジェクト『睡眠と冬眠:2つの「眠り」の解明と操作が拓く新世代医療の展開』が、ムーンショット型研究開発事業に採択されました。この事業は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施しており、「2040 年までに、主要な疾患を予防・克服し 100 歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」を目標としています。設立以来、IIISは日本学術振興会の「世界トップレベル研究拠点プログラム」のもとで組織を構築し、研究を進めててきました。今後はムーンショット目標の達成を目指し、世界から月へ、そして宇宙へ、IIISはさらなる飛躍を目指します。