2025.07.14
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 朴 寅成 助教が、Journal of Sleep Medicineにより BEST PAPER AWARD を受賞
朴 寅成助教が、この度、Journal of Sleep Medicineより栄誉ある「BEST PAPER AWARD」を受賞しました。
この賞は、2024年4月にJournal of Sleep Medicineに掲載された論文 「Assessment of Effects of Carbon Dioxide Exposure on Sleep Stability in Insomnia Using the Envelope Analysis」が、2025年7月5日に韓国ソウルで開催された「The 2025 Annual Conference of the Korean Sleep Research Society」において、その科学的貢献度と学術的評価が高いと評価されたことによるものです。
朴助教の研究は、不眠症患者の睡眠安定性に対する二酸化炭素(CO₂)曝露の効果を評価しました。CO₂が中枢神経系に鎮静効果をもたらすという知見に基づいて、就寝時にCO₂を暴露する方法を検討し、睡眠に与える影響を詳細に分析したものです。その成果は、CO₂曝露による睡眠安定化の可能性を示唆しており、睡眠維持の向上と睡眠安定性の関連性を示しています。これは、不眠症治療の新たなアプローチを探る上で重要な発見となります。
今回の受賞際し、朴助教は 「このたび、Journal of Sleep Medicineよりこのような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。この受賞は、国際的な共同研究での積極的に議論と、何より共同研究者の皆さまからのご協力の支えが必須不可欠でした。今後も、国内外の多岐にわたる共同研究を通じて、睡眠科学に貢献できるように、頑張りたいと思います。」と感謝の意を述べています。
The 2025 Annual Conference of the Korean Sleep Research Society | |
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paper | |
Journal of Sleep Medicine |