2024.12.09
IIIS阿部研の学生2名が2024年度日本生理人類学会フロンティアミーティング(秋期)で優秀ポスター賞を受賞
グローバル教育院ヒューマニクス学位プログラム5年の野口宇宙さん(阿部研)と人間総合科学学術院人間総合科学研究群(博士後期課程)ニューロサイエンス学位プログラム1年の平山愛結花さん(同)が東京・日本橋で開催された2024年度日本生理人類学会フロンティアミーティング(秋期)にて優秀ポスター賞を受賞しました。
野口さんは、「スマートフォンカメラによる開瞼度指標を使用したPVT(Psychomotor Vigilance Test)推定モデルの開発」と題した発表を行い、平山さんは、「0.25 Hz Binaural Beat (BB)が睡眠に及ぼす効果と BB知覚に影響を与える要因解析」と題した発表を行いました。
野口さんの研究は、機械学習を用いて、高性能なアイトラッキングカメラだけではなく、一般的なスマートフォンによって撮影された顔映像からもその人の課題実施中の反応速度を推定できたことが評価され受賞につながりました。また、平山さんの研究は、音刺激である0.25 Hzバイノーラルビートは、入眠困難者の夜間睡眠において浅い睡眠段階であるN1を減少させること、また、0.25 Hz BBを知覚できない者には仮眠に対する効果が認められないことを明らかにしたことが評価され受賞につながりました。
野口さんは、「優秀ポスター賞を受賞することができ、大変光栄に思っております。多くの方々から今後の展開への期待の声をいただき、社会に幅広く貢献できる成果を目指し研究を進めたいと思います。」、平山さんは、「多くの方にポスターをご覧いただいたり、興味を持って質問をしてくださったり、さらに内容を評価してもらえたことを大変嬉しく思います。この受賞を機に、より一層研究に取り組んでいきたいと思います。」とそれぞれ受賞の喜びを語りました。
2024年度日本生理人類学会フロンティアミーティング(秋期) |
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