2024.10.24
Luis Alfredo Moctezumaさん(阿部研究室)が、Asian Society of Sleep Medicine Interim Meeting 2024(東京)で、「Best Poster Presentation Award」を受賞
Moctezuma博士(阿部研究室)が、2024年10月18日から19日にかけて東京で開催されたAsian Society of Sleep Medicine Interim Meeting 2024において、「Best Poster Presentation Award」を受賞しました。
Moctezuma博士は、国際統合睡眠医科学研究所に所属するJSPSポスドク研究員であり、今回の受賞は「Automated Dream Detection in NREM Sleep Stage 2 Using High- and Low-Density EEG(高密度および低密度EEGを用いたNREM睡眠ステージ2における夢の自動検出)」というタイトルの優れた発表によるものです。
Moctezuma博士は、脳波(EEG)信号と機械学習を利用して、ノンレム睡眠ステージ2における夢の経験(DE)と無経験(NE)を自動的に識別・区別する方法を実証しました。彼の結果は、精度94%、F1スコア、適合率、再現率、AUROCが97.5%、カッパが0.88に達することを示しています。また、チャンネル選択アルゴリズムを使用して最も関連性の高いEEGチャンネルを特定し、チャンネル数が減少しても、30〜40チャンネルの使用で性能が類似していることを見出しました。彼は、夢の自動検出の高い分類性能を示し、低コストの携帯型デバイスを現実世界で使用するための最低限必要なEEGチャンネル数を明らかにしています。
また、高密度EEGを用いてNEとDEを分類するために作成された機械学習モデルは、対象者が夢を見たことを想起できない場合でも、夢の体験を識別する精度70%を達成しました。
Moctezuma博士は、この受賞に対して感謝の意を示し、「この賞を受けることができ、大変光栄に思います。私の睡眠と夢に関する研究が評価されたことにとても誇りを感じています。この評価は、長年の努力が認められたことの証であり、夢の検出を現実世界に応用するさらなる研究への励みとなります」と述べました。
Asian Society of Sleep Medicine Interim Meeting 2024 |
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