風間さん(左)小泉さん(右)

2024.05.16

IIIS沓村/斉藤研の学生2名が日本薬学会第144年会で学生優秀発表賞を受賞

 理工情報生命学術院数理物質科学研究群(博士前期課程)化学学位プログラム1年の風間友花さん(沓村/斉藤研)、小泉 優太さん(同)が日本薬学会第144年会(横浜)の一般学術発表おいて学生優秀発表賞を受賞しました。
 風真さんは「フラボノイド類の網羅的合成法の開発と塩誘導性キナーゼに対する構造活性相関研究」を発表し、同賞とは別に日本薬学会の報道機関向け広報資料として「年会講演ハイライト」に選定されました。 年会講演ハイライトは、日本薬学会広報委員会と年会組織委員会により、薬学会のアクティビティーを社会に発信するために、一般学術発表の中から分類ごとに注目に値すると思われる発表がピックアップされるものです。 化学系薬学の分野で口頭発表376件、ポスター発表616件が登録されていますが、その中の9件のハイライトに選出されたのです。 風間さんは「フラボノイドの網羅的合成法を開発することによって多様なフラボノイドを合成し、キナーゼに対する構造活性相関研究によって睡眠治療の新たなシーズを見出したこと」が評価されて受賞につながりました。
 一方、小泉さんは「NC114の誘導化を志向した新規合成経路の開発」と題した発表を行い、学生優秀発表賞を受賞しました。 小泉さんは、「大腸がんの発現に必須の転写因子であるKLF5の過剰発現を抑制するNC114の更なる誘導化に向け、効率的に誘導体合成を行うことができる新規合成経路の開発に取り組んだこと」が評価されて受賞となりました。

風間さん(左から2番目)と小泉さん(右から2番目)
日本薬学会第144年会(横浜)/学生優秀発表賞の受賞者

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日本薬学会第144年会(横浜)/講演ハイライト

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